オートウェビナーは集客に使えるのか?メリット・デメリットを徹底解説

オートウェビナーは集客に使えるのか?メリット・デメリット ノウハウ

こんにちはワードメーカー株式会社の狩生です。

最近、オンラインセミナーを活用した集客について相談を受けることが増えています。

その中でよく話題になるのが、
「オートウェビナーは使えるのか?」
というテーマです。

オートウェビナーとは、あらかじめ録画しておいたセミナー動画を、決められた日時に自動配信する仕組みのことです。

たとえば、

  • 「毎週火曜・木曜・土曜の15時にオンライン説明会を開催する」
  • 「申し込んだ方には、指定日時になるとセミナー動画が自動で流れる」
  • 「視聴後には、個別相談や資料請求の案内を送る」

といった流れを自動化できます。

一見すると、とても便利な仕組みです。
実際、うまく使えば、集客の入口を増やすことができます。

ただし、どんな業種にも万能に使えるわけではありません。

リアルタイムで開催するオンラインセミナーには、リアル開催ならではの良さがあります。
一方で、オートウェビナーには、開催回数を増やせる、自動化できる、労力を減らせるという良さがあります。

つまり、どちらが正解というよりも、目的に合わせて使い分けることが大切です。

今回は、弊社での活用事例も交えながら、オートウェビナーのメリット・デメリット、そしてどういう使い方をすると効果が出やすいのかについてお伝えします。

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  1. オートウェビナーとは何か?
  2. 弊社でも、リアル開催からオートウェビナーに切り替えました
  3. メリット1:開催回数を増やせる
  4. メリット2:毎回同じ品質で伝えられる
  5. メリット3:申込後の流れを自動化できる
  6. メリット4:長い動画でも見てもらいやすい
  7. メリット5:労力を減らしながら継続運用できる
  8. デメリット1:リアルタイムの温度感は出しにくい
  9. デメリット2:信頼関係は作りにくい
  10. デメリット3:業種によっては違和感が出る
  11. デメリット4:録画だと気づかれる場合がある
  12. オートウェビナーが向いているケース
    1. 1. 何度も同じ説明をしている場合
    2. 2. 参加者の日程が合いにくい場合
    3. 3. まずは情報提供したい場合
    4. 4. 見逃し配信として使う場合
  13. オートウェビナーが向いていないケース
    1. 1. 参加者との対話が重要な場合
    2. 2. 人柄や空気感が成約に大きく影響する場合
    3. 3. 高額サービスをすぐ販売したい場合
  14. おすすめの使い方は「完全自動化」よりも「一部自動化」
  15. オートウェビナーで成果を出すためのポイント
    1. 1. テーマを絞る
    2. 2. 売り込みよりも情報提供を重視する
    3. 3. 動画の冒頭で視聴メリットを伝える
    4. 4. 最後に次の行動を案内する
    5. 5. 視聴後のフォローを用意する
    6. 6. 数値は「1回あたり」だけで判断しない
  16. まとめ:オートウェビナーは便利。ただし万能ではない

オートウェビナーとは何か?

まず、オートウェビナーについて簡単に整理します。

通常のオンラインセミナーは、決まった日時に講師がリアルタイムで話します。
Zoomなどを使って開催し、参加者はその時間に合わせて参加します。
講師はその場で話し、質問があれば回答し、参加者の反応を見ながら内容を調整できます。

一方、オートウェビナーは、事前に収録した動画を使います。
参加者が申し込むと、指定された時間に動画が自動で再生される仕組みです。

表向きには、

「オンラインセミナーに参加する」

という形ですが、裏側では録画動画を配信しています。
これにより、講師が毎回リアルタイムで登壇しなくても、セミナーを何度も開催できます。

つまり、オートウェビナーは、

「セミナー集客の一部を自動化する仕組み」

と言えます。

弊社でも、リアル開催からオートウェビナーに切り替えました

実際に、弊社でもオートウェビナーを活用しています。

弊社で提供している口コミ対策ツール「クチコミマーケ」では、最初はオンラインセミナーをリアルタイムで開催していました。

リアル開催の場合、その場で反応を見ながら話せます。
質問にも答えられます。
参加者との温度感も作りやすいです。
そのため、個別相談につながりやすいというメリットがありました。

ただ、何度か開催していくうちに、話す内容がある程度固まってきました。

「毎回、ほぼ同じ内容を説明しているな」

と感じるようになったのです。

そこで、セミナー内容を録画し、オートウェビナーに切り替えました。

すると、開催にかかる労力を大きく減らすことができました。
リアルタイムで毎回登壇する必要がなくなり、決まった日程で自動的にセミナーを配信できるようになったからです。

もちろん、リアル開催と比べると、申込後の個別相談への移行率や成約率は下がりました。
これは当然だと思います。
録画動画なので、リアルタイムの空気感や、その場でのやり取りはありません。
参加者との信頼関係も、リアル開催ほどは作りにくくなります。

しかし、その一方で、開催回数を増やすことができました。
リアル開催では月に数回しかできなかったものが、オートウェビナーにすることで、週に複数回開催できるようになります。

その結果、1回あたりの申込率や成約率は下がっても、全体としては申し込みを獲得しやすくなりました。

つまり、オートウェビナーは、

「1回あたりの成約率を最大化する仕組み」

というよりも、

「開催回数を増やして、見込み客との接点を増やす仕組み」

として考えると使いやすいです。

弊社のクチコミマーケでも、リアル開催からオートウェビナーに切り替えたことで、労力を削減しながら、継続的に申し込みを獲得できる導線を作ることができました。

この経験からも、内容がある程度固まっているセミナーであれば、オートウェビナー化は十分に検討する価値があると感じています。

メリット1:開催回数を増やせる

開催回数を増やせるオートウェビナーの一番大きなメリットは、開催回数を増やせることです。

リアルタイムのオンラインセミナーでは、講師やスタッフの予定を合わせる必要があります。
そのため、開催できる日程には限りがあります。

しかし、オートウェビナーであれば、動画さえ用意しておけば、複数の日程で自動開催できます。

たとえば、

  • 平日昼
  • 平日夜
  • 土曜日
  • 日曜日
  • 毎週決まった曜日

など、参加者が選びやすい日時を用意できます。

これは大きなメリットです。
特に、見込み客が忙しい業種では、日程が合わないだけで機会損失になります。

「興味はあるけれど、その日は参加できない」

という人を拾えるのが、オートウェビナーの強みです。

また、広告を出している場合も、開催日程が少ないと申込の取りこぼしが発生します。
広告を見て興味を持った人がいても、次回開催が遠すぎると、そのまま忘れられてしまうことがあります。
オートウェビナーなら、参加できる日程を増やせるため、広告からの申込を受け止めやすくなります。

メリット2:毎回同じ品質で伝えられる

毎回同じ品質で伝えられるリアルタイムのセミナーは、良くも悪くも毎回内容が少し変わります。
その日の調子、参加者の反応、時間配分によって、話す内容が変わることがあります。

もちろん、それがリアル開催の良さでもあります。
参加者の反応を見ながら話せるので、熱量も伝わりやすいです。

ただ、集客導線として考えると、毎回同じ品質で届けられることも重要です。

オートウェビナーなら、最もよく話せたセミナー動画を使い続けることができます。

  • 話し忘れがない。
  • 構成が崩れない。
  • 時間配分も一定。
  • 伝えたいメッセージを毎回同じように届けられる。

これは、セミナーを営業導線として活用する場合には大きなメリットです。

特に、サービス説明会や導入相談前の事前セミナーでは、毎回伝えるべき内容がある程度決まっていることが多いです。
その場合、リアルタイムで毎回同じ説明を繰り返すよりも、録画化してオートウェビナーにした方が効率的です。

メリット3:申込後の流れを自動化できる

申込後の流れを自動化できるオートウェビナーは、動画を配信するだけではありません。
仕組みを整えれば、

  • 申込フォーム
  • 申込完了ページ
  • 事前案内メール
  • 当日のリマインドメール
  • 視聴ページ
  • 視聴後のフォローメール
  • 個別相談の案内

といった流れを自動化できます。

つまり、セミナーの前後に必要な案内を、かなり効率化できます。

特に、個別相談や無料診断につなげたい場合は、視聴後のフォローが重要です。
セミナーを見てもらって終わりではありません。

見てもらった後に、

  • 「詳しく相談したい方はこちら」
  • 「自社の場合に当てはめて知りたい方はこちら」
  • 「無料相談をご希望の方はこちら」

という流れを作ることで、次の行動につなげやすくなります。

この部分を手動で対応していると、どうしても抜け漏れが出ます。
しかし、自動メールやステップ配信を組んでおけば、毎回同じ流れでフォローできます。
これは、少人数で運営している会社にとって大きなメリットです。

メリット4:長い動画でも見てもらいやすい

長い動画でも見てもらいやすい普通に動画を渡すだけだと、最後まで見てもらうのは簡単ではありません。

たとえば、60分の動画を、

「こちらから自由に見てください」

と案内した場合、多くの人は途中で離脱します。
後で見ようと思って、そのまま忘れることもあります。

一方、オートウェビナーは、

「何月何日の何時から開催」

という形を作れます。
録画動画であっても、視聴する時間が決まっているため、参加者はある程度その時間を確保してくれます。

この「開催感」があることで、ただの動画配布よりも最後まで見てもらいやすくなる場合があります。

もちろん、完全にリアルタイムのセミナーと同じではありません。
ただ、長めのセミナー動画をきちんと見てもらいたい場合には、オートウェビナー形式が有効なことがあります。

特に、サービスの価値を理解してもらうために、ある程度しっかり説明する必要がある商材では、単なる動画配布よりもオートウェビナーの方が向いていることがあります。

メリット5:労力を減らしながら継続運用できる

労力を減らしながら継続運用できるオートウェビナーの大きな価値は、労力を減らしながら継続運用できることです。

セミナー集客で大変なのは、実は一度開催することではありません。
継続することです。

  • 毎回日程を決める。
  • 告知する。
  • 当日登壇する。
  • 参加者にフォローする。
  • また次回の日程を決める。

これを繰り返すのは、意外と負担が大きいです。
特に、社長や専門家本人が登壇する場合、毎回の開催が業務時間を圧迫します。

オートウェビナーにすると、この負担をかなり減らせます。
一度しっかりした動画を作っておけば、その後は仕組みとして動かすことができます。

もちろん、完全に放置してよいわけではありません。
申込数や視聴率、個別相談への移行率を見ながら改善する必要はあります。
ただ、毎回リアルタイムで開催するよりも、はるかに運用しやすくなります。

デメリット1:リアルタイムの温度感は出しにくい

リアルタイムの温度感は出しにくい
ここからはデメリットです。

まず一番大きいのは、リアルタイムの温度感が出しにくいことです。

録画なので、参加者の反応を見ながら話すことはできません。
質問にその場で答えることもできません。
参加者に合わせて話の順番を変えることもできません。

リアルタイムのセミナーでは、

  • 「このあたりで皆さんが不安に感じていそうだな」
  • 「この話はもう少し詳しく説明した方がよさそうだな」
  • 「ここで事例を入れた方が伝わりそうだな」

という調整ができます。
しかし、オートウェビナーではそれができません。

そのため、人の温度感や信頼関係が大切な商材では注意が必要です。
特に、個別性が高いテーマでは、録画だけで完結させようとすると弱くなります。

デメリット2:信頼関係は作りにくい

信頼関係は作りにくいオートウェビナーは便利ですが、リアル開催よりも信頼関係は作りにくいです。

特に、

  • 高額サービス
  • コンサルティング
  • 教育サービス
  • 医療・介護・福祉系サービス
  • 採用関連サービス
  • BtoBの専門サービス

のように、「誰に相談するか」が重要な商材では、人の存在感が大切です。

見込み客は、情報だけを求めているわけではありません。

  • 「この人に相談して大丈夫か」
  • 「この会社は信頼できるか」
  • 「こちらの状況を理解してくれそうか」

ということも見ています。

オートウェビナーでは、情報提供はできます。
しかし、双方向のやり取りによる安心感は生まれにくいです。

そのため、オートウェビナーだけで完結させようとすると、成約率が下がる可能性があります。

弊社のクチコミマーケでも、リアル開催からオートウェビナーに切り替えたことで、1回あたりの申込率や成約率は下がりました。
ただし、開催回数を増やせたことで、結果として全体の集客導線としてはうまく機能するようになりました。

ここが重要です。

オートウェビナーは、リアル開催と同じ反応率を期待するものではありません。

  • 反応率は下がる可能性がある。
  • でも、開催回数を増やせる。
  • 結果として、全体の成果が上がることがある。

この考え方で見る必要があります。

デメリット3:業種によっては違和感が出る

業種によっては違和感が出るオートウェビナーは、情報提供型のBtoBセミナーや、サービス説明会では比較的なじみやすい仕組みです。
しかし、業種によっては違和感が出ることもあります。

たとえば、子どもに関わる教育サービス、医療相談、相続相談、住宅相談などは、個別性が強い分野です。

見込み客は、

  • 「自分の場合はどうなのか」
  • 「うちの子の場合はどうなのか」
  • 「うちの家の場合はどうなのか」
  • 「自分の家族の場合はどうなのか」

という視点で考えています。

このようなテーマでは、完全自動の動画だけだと冷たく感じられることがあります。

もちろん、入口として使うことはできます。
ただし、その後に必ず個別相談やリアルな接点につなげる設計が必要です。

オートウェビナーは、あくまで入口です。
最後まで自動化しようとするよりも、途中から人が対応する導線を用意した方が自然です。

デメリット4:録画だと気づかれる場合がある

オートウェビナーは、リアルタイム風に見せることもできます。
ただ、見る人が見れば、録画だと分かる場合もあります。

特に、WEBマーケティングに詳しい人や、オンラインセミナーに慣れている人は気づきやすいです。

そのため、必要以上にリアルタイム感を演出しすぎると、逆に不信感につながることもあります。

個人的には、無理に、

「今まさにライブで話しています」

という見せ方をしなくてもよいと思っています。

それよりも、

「過去に開催したセミナーの録画を、期間限定でご覧いただけます」

というように、自然な見せ方にした方が合う場合もあります。

大切なのは、見込み客が違和感なく受け取れる形にすることです。

オートウェビナーが向いているケース

では、オートウェビナーはどういう場合に向いているのでしょうか。
私の考えでは、次のようなケースでは使いやすいです。

1. 何度も同じ説明をしている場合

毎回同じような説明をしている場合は、オートウェビナーと相性が良いです。

たとえば、

  • サービス説明会
  • 導入説明会
  • 基礎講座
  • 初心者向けセミナー
  • 資料請求後の説明動画
  • 無料診断前の事前説明

などです。

毎回同じことを説明しているなら、その部分を動画化することで効率化できます。

弊社のクチコミマーケも、まさにこのケースでした。
最初はリアルタイムで開催していましたが、何度も開催するうちに、伝える内容が固まってきました。
このような場合は、オートウェビナー化しやすいです。

2. 参加者の日程が合いにくい場合

ターゲットが忙しく、リアルタイム開催の日程に合わせにくい場合も向いています。
複数の日程を用意できるため、参加機会を増やせます。

特に、平日昼しか参加できない人、夜しか参加できない人、土日しか時間が取れない人が混在している場合は有効です。

開催日程が少ないと、

「興味はあるけれど、参加できない」

という人を取りこぼしてしまいます。
オートウェビナーは、その取りこぼしを減らすために使えます。

3. まずは情報提供したい場合

いきなり個別相談に申し込んでもらうのが難しい場合、オートウェビナーを間に挟むのも有効です。

広告からすぐに個別相談へ誘導すると、ハードルが高いことがあります。

その場合、

広告 → オートウェビナー → 個別相談

という流れにすると、見込み客が一歩踏み出しやすくなります。

まずは情報提供をする。
その上で、必要な人に個別相談へ進んでもらう。
この流れを作ると、売り込み感が弱くなります。

4. 見逃し配信として使う場合

オートウェビナーは、新規集客だけでなく、見逃し配信としても使えます。

リアルタイムセミナーに申し込んだけれど参加できなかった人に、

「見逃し配信をご用意しました」

と案内する。

あるいは、セミナー後に、

「期間限定でアーカイブを公開しています」

と案内する。

この使い方はかなり自然です。
録画であることを隠す必要もありません。
むしろ、参加できなかった方へのフォローとして使えるため、違和感が少ないです。

リアル開催とオートウェビナーは、どちらか一方だけを選ぶものではありません。
リアル開催したセミナーを録画し、その後にオートウェビナーや見逃し配信として活用する。
この流れは、とても現実的です。

オートウェビナーが向いていないケース

一方で、次のようなケースでは注意が必要です。

1. 参加者との対話が重要な場合

参加者の状況を聞きながら進めるセミナーには向いていません。
たとえば、個別の悩みを聞きながら答える相談会や、参加者の反応によって内容を変える講座です。

この場合は、リアルタイム開催の方が向いています。
オートウェビナーでは、その場でのやり取りができません。
そのため、個別性が高いテーマの場合は、動画の後に個別相談を用意する必要があります。

2. 人柄や空気感が成約に大きく影響する場合

講師の人柄や、その場の空気感が大事な商材では、オートウェビナーだけでは弱い場合があります。
たとえば、先生・院長・コンサルタント・士業などは、人としての信頼感が大切です。

動画だけで伝わる部分もありますが、リアルタイムで話す方が信頼を作りやすいこともあります。

だからこそ、オートウェビナーは最初の接点として使い、その後に人が対応する導線を作るのがおすすめです。

3. 高額サービスをすぐ販売したい場合

オートウェビナーだけで高額サービスを販売するのは、簡単ではありません。

もちろん、設計次第では可能です。
しかし、多くの場合は、オートウェビナーの後に個別相談や説明会を挟んだ方が自然です。

高額サービスの場合は、オートウェビナーを「成約の場」ではなく、「個別相談につなげる場」と考えた方がよいと思います。

おすすめの使い方は「完全自動化」よりも「一部自動化」

オートウェビナーというと、すべてを自動化するイメージがあります。

広告から申込。
動画視聴。
メール配信。
個別相談案内。
成約。

この流れが全部自動で回ると理想的に見えます。

しかし、実際には、完全自動化にこだわりすぎない方がよい場合も多いです。

特に中小企業や専門サービスの場合は、

「人が関わるべきところ」と「自動化してよいところ」

を分けることが大切です。

たとえば、

  • 最初の基礎説明は動画化する
  • 視聴日程や案内メールは自動化する
  • 視聴後のフォローもある程度自動化する
  • ただし、個別相談からは人が対応する
  • 重要な質問には直接答える
  • 最後の提案は人が行う

このくらいの設計が現実的です。

すべてを自動化しようとすると、見込み客から見て冷たい導線になってしまうことがあります。
自動化は便利ですが、信頼関係まで自動で作れるわけではありません。

オートウェビナーで成果を出すためのポイント

オートウェビナーを使う場合は、次のポイントを意識するとよいです。

1. テーマを絞る

テーマが広すぎると、最後まで見てもらいにくくなります。

たとえば、

「WEB集客セミナー」

よりも、

  • 「問い合わせが増えないホームページの改善ポイント」
  • 「Meta広告で相談会申込を増やす方法」
  • 「Google口コミを増やすために最初に見直すべきこと」

のように、具体的なテーマにした方が興味を持たれやすくなります。

オートウェビナーは、見込み客が自分ごととして感じられるテーマにすることが大切です。

2. 売り込みよりも情報提供を重視する

オートウェビナーは、見込み客がまだ比較検討の途中で見ることが多いです。
そのため、最初から売り込みが強すぎると離脱されます。

まずは役立つ情報を伝える。
その上で、

「自社の場合に当てはめたい方は個別相談へ」

という流れにする方が自然です。

情報提供をしっかり行うことで、個別相談に進む理由が生まれます。

3. 動画の冒頭で視聴メリットを伝える

動画の冒頭では、

「このセミナーを見ると何が分かるのか」

をはっきり伝えます。

たとえば、

「この動画では、Google口コミを増やすために必要な考え方と、口コミ対策で失敗しやすいポイントをお伝えします」

というように、視聴する理由を明確にします。

冒頭が弱いと、途中で離脱されやすくなります。
オートウェビナーでは、参加者の反応を見ながら引き戻すことができません。
だからこそ、冒頭の設計が重要です。

4. 最後に次の行動を案内する

オートウェビナーは、見てもらって終わりではありません。
最後に必ず次の行動を案内します。

  • 無料相談
  • 無料診断
  • 個別説明会
  • 資料請求
  • 問い合わせ
  • メール返信

など、視聴者が次に何をすればよいのかを明確にします。

ここが曖昧だと、せっかく動画を見てもらっても成果につながりません。

5. 視聴後のフォローを用意する

動画を見た直後は、見込み客の関心が高まっています。
そのタイミングで、フォローメールや個別相談の案内を送ることが重要です。

逆に、何もフォローしないと、時間が経つにつれて関心は下がってしまいます。

オートウェビナーは、動画単体ではなく、その後のフォローまで含めて設計する必要があります。

6. 数値は「1回あたり」だけで判断しない

オートウェビナーを判断するときに注意したいのは、1回あたりの反応だけを見ないことです。

リアル開催と比べると、申込率や成約率が下がることがあります。
しかし、オートウェビナーは開催回数を増やせます。

たとえば、リアル開催では月2回しかできなかったものが、オートウェビナーでは月10回、20回と開催できる場合があります。

この場合、1回あたりの成約率が下がっても、全体としては成果が出ることがあります。

大切なのは、

  • 「1回あたりの反応率」
  • 「開催回数」
  • 「全体の申込数」
  • 「個別相談への移行数」
  • 「最終的な成約数」
  • 「運用にかかる労力」

を総合的に見ることです。

弊社のクチコミマーケでも、リアル開催より反応率は下がりました。
しかし、開催回数を増やせたことで、結果として運用しやすい導線になりました。

オートウェビナーは、効率と成果のバランスで見ることが大切です。

まとめ:オートウェビナーは便利。ただし万能ではない

オートウェビナーは、うまく使えばとても便利な仕組みです。

  • 開催回数を増やせる。
  • 同じ品質で説明できる。
  • 申込後の流れを自動化できる。
  • 長い動画でも見てもらいやすい。
  • 労力を減らしながら継続運用できる。
  • 見逃し配信としても使える。

こうしたメリットがあります。

一方で、デメリットもあります。

  • リアルタイムの温度感は出しにくい。
  • 信頼関係は作りにくい。
  • 業種によっては違和感が出る。
  • 録画だと気づかれる場合もある。
  • 高額サービスをいきなり売るには弱いこともある。

だからこそ、オートウェビナーは「完全自動で売る仕組み」として考えるよりも、「見込み客に事前理解を深めてもらう仕組み」として考えるのがおすすめです。

特に、中小企業や専門サービスの場合は、完全自動化よりも一部自動化の方が現実的です。

  • 基礎説明は動画で伝える。
  • 日程調整や案内メールは自動化する。
  • ただし、最後の相談や提案は人が行う。

このバランスが大切です。

オートウェビナーは、人の代わりにすべてを売ってくれる魔法の仕組みではありません。
しかし、見込み客との最初の接点を増やし、個別相談につなげる導線としては、十分に活用できます。

もし、

  • 毎回同じ説明をしている。
  • オンラインセミナーの日程が合わず機会損失がある。
  • 広告からいきなり個別相談につながりにくい。
  • 見逃し配信をもっと有効活用したい。
  • セミナー集客の労力を減らしたい。

そういう場合は、オートウェビナーを一度検討してみてもよいと思います。

大切なのは、自動化することそのものではありません。
見込み客が安心して次の一歩を踏み出せる流れを作ることです。

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この記事を書いた人
狩生 孝之

ワードメーカー株式会社 代表取締役
ランチェスター経営株式会社公認「戦略社長塾」塾長

1983年生まれ。大分県中津市出身。
2006年、23歳で独立開業。自らホームページを立ち上げ、集客に取り組むなかで、Web集客には見た目のデザインだけでなく、「誰に、何を、どう伝えるか」という戦略とコピーライティングが不可欠であることを実感する。

独立当初は、自作教材の販売やホームページ制作に取り組むも、思うように成果が出ない時期を経験。その後、お客様からの助言をきっかけに、コピーライティングを軸にしたホームページ制作へと特化する。これにより、単なる制作代行ではなく、経営者の想いや事業の強みを言語化し、売れる媒体へと整える現在の制作スタイルを確立した。

現在は、ワードメーカー株式会社の代表として、ホームページ制作、LP制作、チラシ・DM制作、Web広告運用、マーケティング支援を行っている。中小企業、地域企業、製造業、クリニック、士業、工事会社などを中心に、事業の魅力や選ばれる理由を整理し、集客・問い合わせ・売上につながる媒体づくりを支援している。

著書に『お客様が集まるホームページの教科書』。また、『ペライチのデザイン』『情報満載のペライチのデザイン』にも協力。企業、公的機関、大学などでの講演実績もあり、Web集客、コピーライティング、チラシづくり、ランチェスター戦略、生成AI活用など、実務に即したテーマで情報発信を行っている。

これまで、堀江貴文氏の講演会ホームページ、アンソニー・ロビンズ氏、ジェイ・エイブラハム氏関連のチラシ制作にも携わる。さらに、制作したホームページをきっかけに商品販売が伸び、工場建設につながった企業や、10年以上にわたり同じホームページで集客し続けている企業もある。

ワードメーカー株式会社の社名には、「言葉を代わりにつくり、会社の価値を伝える」という意味が込められている。

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