先日、映像制作会社の人とお話をする機会がありました。
そのときに盛り上がったテーマがあります。
それが「コンテンツの重要性について」。
映像とランディングページというと、少し異なるような印象を受けるかもしれませんが、根幹は同じだということを改めて認識しました。
制作会社の「2つの種類」をご紹介します。
まず、制作会社は大きく2つにわかれます。
■デザイン寄り
■コンテンツ寄り
この2つです。
本当はこれ以外に、「戦略」要素が加わってくるのですが、思考する軸が異なるので、ここでは戦略要素は抜きにしましょう。“戦術”要素だけで考えてみます。
デザイン寄りかコンテンツ寄りかというのは、おそらくわかりやすい指標かと思います。
デザイン寄りの制作会社
デザインというのは、見た目の部分を整理したりキレイにするための作業のことです。
パッと見でわかりやすいところなので、人が反応しやすいところでもあります。ただし、デザインというのは、中身があってこそのものです。いわば外見に当たる部分ですので、中身を磨いておかないといけません。
映像制作会社の人が言われていたのが、デザイン寄りの会社というのは、「見た目をよくして、カッコよくする」傾向にあるようです。(もちろん、これが全てではありません)
いかにカッコよくするか?に重きを置いているので、キレイに仕上げるのです。
そうすると、動画として公開されたときに、キレイに仕上がりすぎていて、“その人の息づかい”などがわかりにくくなるとのこと・・・。
「確かにそうだなぁ」と私は納得しました。キレイにすることは良いことですが、その人の個性がつぶれてしまっては意味がありません。
コンテンツ寄りの制作会社
そして、コンテンツ寄りの制作会社というのは、「まずは中身」という硬派(?)な会社だと考えています。
内容がつまらないことには意味がないので、まずはコンテンツ。そして、コンテンツをしっかりさせた上で、デザインもより高めていくという考え方の会社です。
多少荒くても、息づかいわかるような映像になったりするのです。「人となり」がわかり、伝わりやすいということですね。伝える方法は、文章だけでなく、写真や動画という方法もあります。
デザインとコンテンツ
デザインは見た目としてわかりやすいので、どうしてもデザイン寄りになりがたちです。デザイン性が高いほうが自慢できますし・・・。実際、デザインをキレイにしたほうがクライアントの満足度は上がります。
でも、中身(コンテンツ)がともなってこそのデザインです。
どちらが良い悪いという問題ではなく、優先順位の問題です。
まずは、目的をしっかり見据えた上で、戦略を考え、それを表現する方法として、コピーライティング(コンテンツ)とデザインを使います。優先順位をごちゃごちゃにすると、「何だかキレイなものはできたけど成果は・・・」となってしまうのです。
デザインよりも、コンテンツを充実させるのが先です。
コンテンツが充実した上で、デザインに着手しましょう。