「ランディングページ最適化(LPO)」・・・という言葉は、インターネットビジネスをされている方であれば一度は聞いたことがあると思います。
ランディングページをきちんとしたやり方で最適化することができれば、反応が2倍、3倍になるということも不思議なことではありません。(実際、いくつもの成功事例があります)
では、正しいLPOとはどのようなものなのでしょうか?
ランディングページとは
「ランディングページ」と「ホームページ」は違うのか?というと、少しだけ違います。
ホームページは「企業・個人などが制作しているウェブページの総称」です。
トップページや商品ページ、会社概要や問い合わせページなど、全てのページをまとめてホームページといいます。また「サイトのトップ(最上位)のページ」を指すこともあります。
一方、ランディングページとは「検索ユーザーが最初に訪れるページ」のことです。
”ランディング”という言葉には”着陸”という意味があり、飛行機やヘリコプターが着陸するときのことを landing といいます。
ですので、ホームページの全てのページがコンテンツであり、ランディングページといえます。
ランディングページを用意する3つのメリット
では、なぜホームページではなく、ランディングページを用意した方がいいのでしょうか。それには3つのメリットがあります。
対象の方に直接メッセージを届けることができる
ランディングページでは、ターゲットを絞り、その対象者に向けた具体的なメッセージを書きますので、特定のお客様にアプローチしやすいです。もちろん、対象の方をどういう人にするかなどの戦略的な視点が制作する前にもっとも大切になります。
他のページへの遷移
特定のお客様が求めている情報が1ページに集約され、リンク先も少ないので、ホームページのように最初のページを見ただけでサイトから離脱するのを防ぐことができます。リンクが多すぎるホームページは、どのページから見ればよくわからないということがあります。
費用対効果が高い
ランディングページは、購入へとつなげやすくすることに特化したページであり、伝えたい情報を1ページに集約しているため、費用対効果を上げやすいのです。きちんと作れば費用対効果が高く、私自身も一度作ってリニューアルせずに5年以上使っているランディングページをいくつも持っています。
ランディングページ最適化(LPO)とは?
ランディングページ最適化(Landing Page Optimization)は、言葉のとおり「検索ユーザーが最初に訪れるページを最適化すること」です。
もっと反応をあげるための対策をとることで、略してLPOといいます。これはサーチエンジン最適化(SEO)と同じような意味あいになります。つまり、
SEO=ホームページに訪れる人を増やすための方法
LPO=ランディングページに訪れた人が問い合わせしたり、申し込んだりする行動を増やすための方法
・・・となります。
ランディングページの最適化で重要なことは「対象の方をしっかり見据えたうえで最適化する」こと。ターゲットに合わせたシナリオを設計することで、コンバージョン率アップにもつながります。
LPOをおこなう前にまず考えること
LPOに対しての私の考え方は「まずは見えない部分(=戦略)から考える必要がある」ということです。
戦略が稚拙なのに、「キャッチコピーを変える」「色を変える」「コンテンツを入れ替える」などの戦術(テクニック)ばかり駆使しても意味がありません。
戦術ばかりに時間をかけて工夫したとしても、効果は少ないのです。ですのでまずは、
- どのような人を対象とするか
- 他社よりすぐれた優位性があるか
など、効果性をアップさせることができる部分は何かを考えることからはじめる必要があります。
そのためにも、多面的なリサーチ(調査)が重要になるのです。
お客様は、なんの比較もしないまま、ほかのホームページを見ないまま、購入することはあり得ません。
よほどの商品でない限り、さまざまなキーワードで検索して、比較するのです。